岸辺露伴 ルーブルへ行く

やっと見れました…!謎に一か月遅れで上映始まった近くの映画館の事情は知りませんが…(ポンデリングが主役のような写真)

ちなみに原作は未読です(安心してください、注文はしました!)

純粋な感想と不純な感想で分けてみました(体裁を保つため)

頭の悪い文章です。自分の記録用です。

▼純粋パート

まず、物語の完成度の高さに感動しました。無駄に伏線を張らずに、適度な具合で説明しすぎない感じが、ある程度の人に理解させて誰もおいていかない感じ?理解できる人にとってもムカムカしない程度の…あの絶妙な具合が、良い脚本だなと思いました。

ロケ地もすごい!奈々瀬さんと若露伴がはじめてお話するシーンの水の反射が画面いっぱいにひろがってて、二人の間に流れる雰囲気が綺麗で澄んでいるように感じました…。静かで画面に夢中になってしまうような感じ…。

あと、木村文乃さんが美しすぎる…。キャストが最高。あの、奇妙で少し不気味なのに目を惹かれる美しさ?配役がばっちりすぎて震える

途中大河みたいになりましたね。高橋一生さん、まじでなんでも似合う。めっちゃ横顔綺麗だし。鼻が好き。

仁左衛門さんが描いた真っ黒の絵が結局露伴のばーちゃん家にあったということは、旧姓岸辺の奥さんの家に絵が届いたということ?あれを見たかもしれない奈々瀬さんのお父さんどうなったんでしょうね。何か後悔をみたのかな。

仁左衛門さんの絵に対する情熱とかあまりにも露伴すぎて「転生物?」となる。ジョジョの系列だからそう思っちゃう。描き切ったときの仁左衛門さんの恍惚とした表情とか見ると、報われたのかなぁとか…。

露伴先生が黒の絵に見た後悔ってなに?「先祖代々の呪い的なのもうんちゃらかんちゃら…」って言ってたけど、なんかまわりまわって仁左衛門さんの怒り買っちゃったの?なんで仁左衛門さんに露伴先生が襲われるんだろ…。わかんね…私バカだから…。

奈々瀬さん、途中で若露伴に「私を描こうとしないで!」って怒ってたけど、旦那さんがああなっちゃったことに対して、後悔があったんかな…。

露伴先生、現代で奈々瀬さんを輪郭線だけで、黒く塗ろうとせずに描いてたけど…。まぁあれもなんか意味あるんでしょうね、私バカだからわかんね~

どうしても奈々瀬さんを描きたかったのか…。

そういえば岸辺のばーちゃん、奈々瀬さんのことご存じでなさそうというかはぐらかしたがってるというか、よくわからんかったな~。

泉クンが黒い絵をみたくせに何も後悔の念とかに襲われてないの、いいよね。岸辺の周りにいる人ってやっぱ奇妙な人しかいないんやな、みたいな。やっぱ普通じゃないんだ。というか泉クンもそこそこにフランス語分かるのすごいね。「クモって言ってましたよね?」とか。私第二言語フランス語だったけどなんも分かんなかったよ。やっぱ教養あるんだな~、いっぱい岸辺に教わってそうだしね。顔料のシーンみたいに。

エンドロールで岸辺がずっと仕事してるの超好き。漫画家を背中で語るという。

 

 

▼不純パート

本当にコイツ同じ映画見てたん?てくらいきしょい目線で映画を見てます。共感できるところがあればラッキーです。

 

露伴先生の馬乗りシーン絶対くると思ってました。

「くる…。絶対馬乗りする……。う、うわーーーー!!した!!!露伴先生の馬乗りキターーーーーー」てなった

露伴先生の馬乗りの確率は80%みたいなとこあるし、嫌いな人おらんやろ?って感じ

あと!ノールックでスタンドかける(?)シーン!かっこよすぎた。なんか、スパダリを感じたな~~。

バキンちゃんしっかり番犬してて可愛い。お顔みせてほしかった。声だけ出演のバキンさんもかわよいです。

奈々瀬さんに見惚れてスケッチに没頭してる露伴少年、よすぎた。夢中になってシルエットを描くシーン、今回一番すきだった。「魅力的で目を惹かれる存在に対して熱心に絵をえがく様子」がかっこよかった。

なんか見えたもんね、「私の妄想の中にいる、熱心に彼氏のスケッチをする露伴先生」が具体的に見えた。

目の熱量とかが良い。

しかも奈々瀬さんがいなくなったときのあの慌てよう?「もっと描きたい!」って欲求が体からあふれ出してて、最高に青少年って感じ。若露伴にしかなさそうな、あの新鮮さというか…。めっちゃ良いなと思った。

本当に私はこの場面が一番好きで、一番露伴先生を感じた。魅力的な存在に対する露伴先生なりの情熱の現れみたいな…。露伴先生の核って感じがするよね、原始的というか。一番理性がなかったんじゃない?本当一番好き。

 

奈々瀬さんが「原稿みせてほしい」っていう理由で若露伴を部屋につれこんだ、みたいなナレーション(?)、えろすぎませんか?完全に官能小説の地の文だったよ…。

あの二人の雰囲気、とてつもない色気とセクシーでムンムンになってて、「だめだ…。このままだとえっちしてまう……!!!!」って頭抱えそうになりました。目覆いそうになったもんね。

木村文乃さんの色気がすごい……。あと長尾くんの青さ…。あの年齢差と色気って、最高にマッチしたとき、えぐい色気放ちますからね…。なんもえっちなことしてないのに死ぬほどえっちだった…。

青年期にあんな経験したらそら”ああ”なりますわなぁ…。という感じ。露伴先生も男子高校生部屋に連れ込んでるんでしょ~~

というか露伴先生強すぎん?あの消防士みたいな人に対してスタンドも使わずに技術だけでナイフ奪うとか……。どこで身に着けたん…。まああんな危なっかしい取材場所ばっかやとあんな護身術みたいなものも身につけなきゃいけないときがくるんですかね…。漫画家なのになぁ…。

最後らへんの、露伴先生が奈々瀬さんの頬を手でつつむシーン、露伴先生の手が大きくて、ごつくて、厚くて…。男を感じましたね…。ていうか高橋一生さんの腕の血管好きすぎる。

最後、岸辺が泉クンを家から追い出す、あの定番の流れ。大好きなんだけど、仗助くんなら壊せちゃうんだよな…。と意味の分からん誰に対してかも分からんマウントとっちゃいましたね……。

まぁ仗露の味を勝手に感じただけ…。

 

 

 

今回、映画を見て、「私は露伴先生が好きだから、仗助くんが好きだから、仗露が好きなんじゃなくて、仗露という関係性が好きなんだな」と思いました(仗助くん出てなかったけどね)

露伴先生も仗助くんもちろん好きです。露伴先生の、魅力を感じる人に向けるあの熱い視線?漫画家としての、岸辺露伴としての情熱を感じて最強に良かったんですが、あれを年下の嫌いな男子高校生に向けるの、死ぬほど良くないですか??

なんかケンカップルって最強にアツいですわ…。反動がでかいよね。良い…。もうなんかいろいろとはかどるって思っちゃった。

 

時代は受けが攻めをオークションで競り落とす時代に変わりました。仗助くん、オークションで売り出されても安心だね!

(完)